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映像制作における“トランジションの本質”を解説。FPVドローンや動画編集で自然な繋ぎ方を身につけることで、映像のクオリティを一段上へ。

撮影ノウハウ

映像が“上手い人”と“伝わる人”の違い|トランジションの本質とFPV映像の繋ぎ方

映像が“上手い人”と“伝わる人”の違いは「1カット」ではなく「繋ぎ方」にある

── トランジションの本質とFPVドローン映像の繋ぎ方を解説

はじめに

映像制作を学び始めた頃、私は“1カットの完成度”ばかりを意識していました。しかし、プロの映像を見れば見るほど感じるのは──

「上手い映像」と「伝わる映像」は違う。

それを分けるのは、“1カットの技術”ではなく、“カット同士の繋ぎ方”。そして、その中心にあるのが トランジション です。

🧩 トランジションの本質とは

トランジションというと「派手な切り替えエフェクト」だと思われがちですが、プロの現場では真逆の考え方をします。

🎞️ トランジションとは、意識させずに感情を次のシーンへ導く演出。

つまり、“見せる”ではなく“感じさせる”ための技術。観る人がシーンの変化に気づかないほど自然に流れる──それこそが本当のトランジションの力です。

💡 なぜ「自然な繋ぎ」が大切なのか

映像は「流れ」で感情を動かすメディアです。たとえ1カットが完璧でも、繋ぎがぎこちないと、観る人の感情が途切れてしまいます。

逆に、シーンが自然に繋がると、意識が途切れず世界観に没入できる。これはYouTubeでも映画でも同じ原理です。視聴者は“映像の上手さ”ではなく、“心地よさ”を感じ取っています。

🎯 プロが使う4つのトランジション技術

① モーション連動型

前後のカットで動きの方向・スピードを揃えることで、まるで一つの映像のように流れる繋ぎを作ります。

例)手を振る→次のシーンでも同じ方向にカメラが動く。
👉「動きの継続」で自然さを演出。

② カラー/明暗型

シーンの「色」や「光の方向」を合わせるトランジション。夕焼けのオレンジから室内の暖色光へなど、感情のトーンを揃えることで、物語が途切れず続きます。

③ 形状マッチ型

画面内の「形」や「線」を利用して、次のカットへ繋ぐ方法。例えば、丸いライトから太陽のカットへ。デザイン的で印象に残る映像を作ることができます。

④ カメラ移動型(FPVと最も相性が良い)

ズーム、パン、チルトなど、カメラの動きそのものを繋ぎの要素にする。特にFPVドローンでは、飛行軌跡やカメラワークの連続性で“シームレスな空間移動”を表現できます。

FPV映像はこの④の発展系で、「映像が飛び移るような没入感」を作り出すのに最適です。

🚁 FPVドローンとトランジションの親和性

FPV映像は、もともと“動きの一体感”が強いジャンルです。だからこそ、トランジションを意識して繋ぐだけで、まるで一つの旅のような映像体験を作り出せます。

例)建物の外から内部へ → 自然な視線誘導で没入感。
ドローンのダイブから地上カメラへ → スピードの連続性で一体化。

✍️ おわりに

映像の上手さは、“編集でどれだけ繋ぎ目を消せるか”で決まる。派手なエフェクトよりも、カメラの動き・光・色・形を意識した“自然な繋ぎ”が、観る人の心を掴み、感情を運びます。

私自身もまだ学びの途中ですが、この「繋ぎの美学」を意識することで、FPVドローン映像もより“伝わる映像”へと変わっていくと感じています。

🎬 まとめ
  • トランジションは「派手さ」ではなく「自然さ」
  • “感情の流れ”を止めないことが本質
  • FPV×地上映像では「動き・光・形」で繋ぐ
  • プロほど“気づかれない編集”をしている

📌 次回記事予告:「色で感情を繋ぐ — カラーグレーディングの基礎と心理効果」

© 2025 Seaside Sky / Tatsuya Uchida

#映像制作 #FPVドローン #動画編集 #トランジション #動画クリエイター

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