FPVドローン、特にマイクロドローンを使った映像制作では、「現場に入る前」の準備が映像のクオリティを大きく左右します。飛ばしてから考えるのでは遅く、事前の打ち合わせやロケハンでどれだけ情報を集められるかが成功のカギです。
ここでは、撮影前の打ち合わせで必ず確認しておきたいポイントを5つにまとめました。
1. 目的と構成
まずは撮影の目的(プロモーション、イベント記録、施設紹介など)と、構成の方向性(ワンカット or 複数カット、ストーリー性の有無など)を明確にします。
目的が曖昧だと、撮影方法や編集の方向性がぶれてしまい、結果として期待した映像にならない可能性が高いです。
2. 空間構造と電波環境
- 空間の広さや天井の高さ
- 障害物の有無
- 電波干渉が起きそうな機器や構造物の確認
特にマイクロドローンは室内撮影が多く、電波環境が不安定だと制御不能になるリスクが高いので最も重要な確認事項の一つです。現地でのテスト飛行や電波チェックは必須です。
3. 安全対策と第三者管理
- 立入禁止エリアの設定
- プロペラガードや保護ネットの有無
- 緊急停止の判断基準の共有
撮影現場では、不特定多数が出入りするケースもあるため、安全管理体制を明確にしておくことで事故を未然に防げます。
4. 撮影比率と納品用途
SNS向けの縦型映像なのか、YouTubeやWebサイト向けの横型映像なのか、誰向けなのかなどを用途やターゲット層などを明確にします。
また、両方必要な場合は両方撮影する設計にしましょう。
撮影用途や顧客像を先に共有しておくことで、撮影の構成や編集の手間を減らし、最適な映像を制作することができます。
5. 当日の動線とリハーサル有無
ドローンの飛行ルートと人の動き(演者・スタッフ)が交差しないように、動線を具体的に整理しておく必要があります。特にX,Y,Z軸の細かい動きとスピード感までより具体的に設計しておきましょう
さらに、本番前のリハーサルについても確認し、事前に情報を共有して撮影に参加していただき、混乱のない撮影現場を作ることが大切です。
まとめ
マイクロドローン撮影は、その特性上「即興」よりも事前設計の精度が仕上がりを左右します。
打ち合わせやロケハンで、今回ご紹介した5つのポイントを押さえておくことで、現場での対応力も高まり、クオリティの高い映像制作が可能になります。
準備が万全であればあるほど、当日の撮影は自由度が増し、想定以上の映像が撮れるはずです。