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お客様がドローンを怖がるのは当たり前。「落ちる前提」で考える本当の安全設計とは

代理店向け情報

ドローンを怖がるのは当たり前。「落ちる前提」で考える本当の安全設計とは

ドローンを怖がるのは当たり前。「落ちる前提」で考える本当の安全設計とは

対象:FPVドローンを学びたい方 / 撮影を依頼したい企業・学校・自治体のご担当者さま

現場でお仕事をご一緒する業者さんやご担当者と話していると、
「正直、ドローンはちょっと怖いんですよね…」という声をよくいただきます。

それは、ある意味でとても自然な感覚だと思っています。
なぜなら、どれだけ気をつけていても、機械である以上「落ちる可能性はゼロではない」からです。

なぜドローンは「怖い」と感じられるのか?

初めてドローン撮影に立ち会う方の多くは、こんな不安を抱えています。

  • もし頭上に落ちてきたらどうしよう
  • お客様や生徒さんに当たったら大事故になりそう
  • 重要な機材や建物を壊してしまうのでは
  • 万が一のとき、誰が責任を取るのか分からない

この不安は、とてもまっとうです。
実際、私自身も「一度も落としたことがありません」とは言い切れません。
大切なのは、怖さを否定することではなく、 その怖さとどう付き合うかを設計することだと考えています。

考え方

「落ちない」前提ではなく、「落ちる前提」で設計する

最近、初めてご一緒する業者さんや学校・企業のご担当者には、必ずこうお伝えしています。

「万が一落ちる前提で、安全設計をしています。」

ドローンは、どれだけ技術が進歩しても「重力」というルールから逃れられません。
だからこそ私たちは、

  • 「落ちにくくする」工夫
  • 「落ちても人に当たらない」ルート設計
  • 「万が一のときでも被害を最小化する」準備

この3つを組み合わせて、安全運用を組み立てています。

具体的にどんな安全設計をしているのか?

撮影依頼側(企業・学校・自治体)への安全配慮

  • 撮影エリア・ルートの事前共有(図面・マップ)
  • 落下しても人に当たらないルート設計・高度設定
  • 人の頭上を極力通らない動線設計
  • 観客・生徒が近づけないよう安全員を配置
  • 保険加入状況・補償範囲の事前説明

「どこをどう飛ぶのか」「何を想定しているのか」を事前に共有し、
不安な点はその場で質問していただけるようにしています。

スクール候補生・パイロット側の安全学習

  • シミュレーター段階から“危険予知”をセットで学ぶ
  • 「落ちるかもしれない前提」でのルート設計練習
  • 軽量マイクロドローンからのステップアップ
  • 「機体性能に頼りすぎない」操縦感覚の習得
  • トラブル時の判断・着陸手順を反復して練習

「落とさない人になる」のではなく、
「もし落ちそうになっても被害を出さない人になる」ことをゴールにしています。

ゼロリスク幻想から抜ける

「絶対安全です」と言い切らない理由

ドローンを怖がる方に対して、
「大丈夫です、絶対に落ちません」と言ってしまうのは簡単です。

ですが、それは相手に“ゼロリスク幻想”を持たせてしまう危険な言葉でもあります。
現実には、どれだけ準備をしても、小さなトラブルは起こり得ます。

だからこそ私は、

  • 危ないポイント
  • そうならないために行っている対策
  • 万が一落ちたときにどう守るのか(動線・高度設計・エリア区分)

この3つを、できるだけオープンにお伝えするようにしています。
その方が、「何を考えて飛ばしているのか」がきちんと伝わり、結果的に信頼につながると感じています。

スクール候補生へ:技術と同じくらい「安全の考え方」を学ぼう

FPVドローンを仕事にしたい方に、いつもお伝えしていることがあります。

  • 操縦技術だけが「プロ」ではない
  • 安全設計まで含めて、初めて「現場に呼ばれる人」になる
  • クライアントの不安を言語化し、先回りして説明できることもスキル

ドローンを「怖い」と感じる人の気持ちが分かるパイロットほど、
結果的に、長く信頼され続けると感じています。

撮影を依頼されるご担当者へ:チェックしておきたいポイント

もし今後、ドローン撮影を検討される際には、 ぜひ次のような点を確認してみてください。

  • 「落ちる可能性」の話も含めて、率直に説明してくれるか
  • 飛行ルート・高度・離発着場所が事前に共有されているか
  • 人の頭上を極力避ける設計になっているか
  • 安全員や立入管理について具体的な提案があるか
  • 何かあったときの対応(保険・連絡フローなど)が決まっているか

技術の高さと同じくらい、安全の話をきちんとしてくれるかが、
撮影パートナー選びの重要なポイントだと思います。

おわりに:怖さを「安心」に変えるのが、私の仕事の一部だと思っています。

ドローンを怖がる感覚は、とても自然なものです。
だからこそ、「落ちない前提」ではなく「落ちる前提」で設計し、説明することを大切にしています。

スクール候補生の方には、安全の考え方まで含めたFPVの学びを。
撮影を検討中の企業・学校・自治体の皆さまには、不安を一つずつ解消しながら進める撮影プランをご提案しています。

「ドローンは気になるけど、ちょっと不安がある」
そんな方ほど、ぜひ一度ご相談いただければ嬉しいです。

一緒に、怖さを“安心”と“ワクワク”に変えていきましょう。

この記事が参考になりましたら、ぜひXでのシェアやいいねで応援していただけると嬉しいです。
今後も、FPVドローンの安全運用・スクール情報・撮影現場のリアルを発信していきます。
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